あえて専門性の高い在宅ワークを

すべてがそうというわけではありませんが、傾向として言えることは、働いた報酬というのは、「その仕事をできる人が少なければ少ないほど、高い報酬を得られる」ということになります。たとえば、内閣総理大臣の報酬が高額なのは、それにふさわしい人がなかなかいないからであるといえるはずです。

さすがに在宅ワーク内閣総理大臣をするわけにはいきませんが、いずれにしても、「他にできる人が少ない」という状況であれば、「できる人」は重宝されることになります。そのために、多くの人が「資格」をほしがるのです。在宅ワークでも、そういった「専門性の高い仕事」をあえて選択することで、高収入をゲットすることができる可能性が高くなるのです。

もっともポピュラーなところでは、やはり「翻訳」でしょう。何も日英翻訳に限らず、中国語、フランス語、スペイン語その他の言語と、翻訳の仕事だけはいつでも豊富にあるという印象が正直あります。もちろん英語がポピュラーですが、しかし、専門性とまでは言わないまでも、「希少性」という意味においては、中国語でもスペイン語でもハングル語でも、「他にできる人がいない」というところを追求するのも悪くないと思います。

あとは、「プログラミング言語」や「設計士」の資格など、在宅ワークでも有効活用できる場が非常に多いという印象があります。資格まではどうかわかりませんが、「デザイナー」などは独特のセンスが必要になりますから、職業としての希少性は抜群のものがあるでしょう。

さらには、「校正者」というのも、在宅ワークではすっかり定番になってきています。校正者というのは、出版社からの依頼を受注する形が多いですが、特殊な記号をたくさんつかうので、事前の勉強は必要になります。

このように、「専門性の高い仕事」は在宅ワーカーでも貴重な人材となりうるのです。